説得力を倍増させる方法
July 30, 2011
NLP-JAPANラーニング・センターの芝です。
こんにちは!
今日の話は、下記3つの項目に該当する人にとっては、
極めて役に立つ情報になると思います。
その3つとは・・・、
●コミュニケーションの能力を今よりも、もっとUPさせたい
●無理することなく、相手に必要なことを気づかせたい
●説得力を増し、もっと効果的にメッセージを伝えることができるようになりたい
どうですか?必要です?
一流のトレーナー(研修講師)や経営者・エグゼクティブが
コースやセミナーにご参加されたとき、
私のことを高く評価してくださっている理由の一つに、
『説得力』があげられます。
皆さんお感じだと思いますが、
ビジネスの世界でも、日常であったとしても、『説得力』って大事ですよね。
では、どのようにして私が説得力を高めることができているのか、
上級のNLPマスタープラクティショナーコースで話しているその秘訣を
一部分だけご紹介していきます。
『説得力』を高めるために、私が工夫しているもの、
それは、『たとえ話』 を効果的に用いるということ。
これは心理療法の世界で、『メタファー』と言われているもので、
これを活用するのと、しないのとでは、メッセージの伝わり方に雲泥の差が出てくるのです。
例えば、このブログの中でも特に人気のある記事、
『きこりの話』を例にとって説明致しましょう。
まだ、読んでいない方はこちら⇒
http://ameblo.jp/nlp-shibakenta/entry-10422874783.html
この記事に書いてあることは、
イソップ物語に出てくる話をアレンジしてビジネスと連動させた訳ですが、
ただ単に、『将来のために自分磨きをしましょう!』と言うのと、
きこりのたとえ話を出してから、将来に向けての話をするのとでは、
メッセージの伝わり方が決定的に違ってきます。
そう言われると、
この『きこりの話』の記事の人気が高い理由がわかってもらえますよね。
では、分かりやすく別の表現もしてみましょう。
例えば、子供に対し、
『誠実』に育って欲しいと願う親が子供に面と向かって、
『誠実に生きるのよ』 と言ってもほぼ効果はありません。
もし、効果を期待したいのであれば、
例えば『日本むかし話』に出てくるような、
誠実に生きていい人生を過ごしたお爺さんと
不誠実に生きて悲惨な人生を生きたお爺さんの物語を聞かせる方が、
よほど子供には、『誠実に生きた方がいい』ということが伝わりやすくなります。
これがメタファーの力です。
私は、子供のときに読んだ『3匹の子ブタ』の物語に、
未だに影響を受けています。
『3匹の子ブタ』の物語は、
ドジだけどマジメにコツコツと努力する一番下の子ブタが結局一番いい家を
作るという物語なのですが、
私は何冊もある童話の中でもなぜか『3匹の子ブタ』しか読まなかったようです。
子供なりに、何かヒットするものがあったんでしょうね。
妙に感じられる人もいるかもしれませんが、
この『3匹の子ブタ』の物語のお陰で、私はいろいろと救われてきたように思います。
どういうことかと言うと、
実は、私は、いわゆる世間で言う要領が悪いタイプです。
例えば、
私自身、新しいスキルを学ぶときには、一般的な人と比較した場合、
明らかにスピードが遅く、取り残されてしまうことがよくあります。
営業の仕事をしていた時も
同僚に比べ成績を上げるのに時間がかなりかかりました。
しかしながら、『3匹の子ブタ』の物語が今でも自分の心の中に入っていますから、
じっくり本質を見極め、重要なことにフォーカスしてコツコツやるということが出来るようになり、振り返ってみると、
それが自分にとってはいい結果をもたらす一番の要因となっているのです。
スロースタートな私ですが
営業の成績も2、3年も経つと常にトップクラスにランクインできるようになりました。
このように幼いころに読んだ物語が、
今の自分を作っているということに気づくことが多々あります。
それだけ、メタファーが与える影響は大きいのです。
私のセミナーやコースには、メタファーが溢れています。
高い評価をいただく理由の一つがメタファーの使い方にあると分析しています。
コミュニケーションする相手や状況に合わせ、
多種多様なメタファーを繰り出すことができる能力というのは、
非常に貴重です。
このメタファー、
実のところ学ぶ場所がないのであまり知られてはいませんが、
人生全般に渡ってあわゆる場面で役立つとても重要なスキルの一つです。
『相手に伝えたいこと』、または、『相手に気づいてもらいたいこと』が
メタファーを使って的確に表現できるようになったとしたら、
あなたのコミュニケーションは、どれだけ変わるでしょうか?
さ、ビジネスで効果的に使えるこのメタファー。
正直、かなり威力があります。
優秀なビジネスパースンは、これを使うのがえらく上手い。
効果的なメタファーは、『芸術』と言っても過言ではありません。
デキるコミュニケーターはメタファーの達人だと言ってもいいでしょう。
あなたは、自分の伝えたいことを効果的に伝えるために、
様々な場面でこれからどんなメタファーを用いますか?
うまく使えるようになるためには、まずは、練習しかありません。
私が練習し始めたのは、もう何年も前の話。
自分の伝えたいことがチームのメンバーや仲間、
上司に全く伝わらなかったときからその修行が始まりました。
『自分の言いたいことが伝わらない』
『必要なことを相手に気づいてもらえない』
これって、結構ツライですよね。正直、何度も枕を濡らしました。(涙)
練習の方法としては、
1、伝えたいメッセージを別の言い方(表現)にしてみる。
2、たとえ話や物語で話すとすると、他にどんな話が出来るか考えてみる。
3、メタファーを上手に使っている人の話を聞いて学習する。
4、いろんな物語を読む、聞く。
5、私の主催しているマスターコースに出てこれらの理論を学習し、
ツワモノ集団の中でもまれる(鍛えられる)。
半年も練習していると、
メタファーが自然にうまく使いこなせている自分自身に気づくことでしょう。
あまり情報を出しすぎると、貴重な費用を投資して私のセミナーやコースにご参加いただいている皆さんからお叱りのメッセージが届きそうなので、メタファーの話は、この辺で終わりにします。
論理的に話を展開することも重要ですが、その中にメタファーが効果的に入ってくると、あなたのコミュニケーション能力、特に 「伝える力」 は飛躍的に向上します。
これは努力する価値ありです。ぜひ、練習して身につけてください。
話ベタにもかかわらず、私が 『説得力がある』 と高い評価をもらえるのは、
ここに秘密があるのでした。。。
では、また!
芝健太
投稿者 shiba : 10:52 AM